レビュー:はじめての加賀ゆびぬき(著者:大西由紀子)
大西由紀子さんの2冊目となる本。
発売前の予約の段階で、Amazonで購入しました。
実は、一冊目をAmazonで購入しているので、ある日ふとAmazonを開いたら購入履歴からのおススメとして、こちらの本が出ますよーって出てきたのです。
驚きますよね。
表紙画像を見た時に、一冊目とはまるで違うカラフルなゆびぬき達が並んでいるのを見て、これまた手元に届くのが楽しみで仕方ありませんでした。
私の地元書店では、手芸関係の本はなかなか入荷しないので、毎回通販に助けられてます。
○装丁
ぐるりと円を描くよう並べられたカラフルなゆびぬき達が14個。今回は模様が見えるように立てて撮影されています。
この段階でかなり楽しい気持ちにさせてくれる色の多さです。
一冊目と違ってソフトカバーで、開いて見やすい感じです。
○材料紹介
今回では必ず必要な材料の他に「あると便利」な項目ができていて、なるほどどれも便利そうだと思いました。
バイアスをひっくり返すための毛抜き(糸抜き)も載ってました。ほんとに、これはむちゃくちゃ便利。あると無いとでは作業時間が変わります。
○土台のつくり方
土台つくりは、ゆびぬき製作の基本なので、説明画像が多いのは助かります。
一冊目にはなく、今回初めて見て「そうだったのか!」と思ったのは、良い土台とは布の張りにゆとりがあるということ。
そういえば、きつく巻いてしまうと、かがる時に余裕がないので針を通すのもきつかったなあと思いあたりました。
最初に巻く段階でゆとりをもたせたほうが、千鳥がけしてしまってから、ゆとり確認してやり直すことになるより良いかな?と感じました。
土台の重なりの部分も引き締めておくのも今回のポイントですね。大変勉強になりました。
○作品写真
全ての技法の最初に、作品の写真が載っていますが、明るくてポップな印象でした。
シックに撮ると和風なイメージがとても強いゆびぬきが、今回は洋風なイメージにもなっていて可愛かったです。
個人的にはおしゃれなカフェのようなイメージでした。
○ゆびぬきの製図
特徴的な技法ごとに別れていて、とても見やすかったです。
今回はどれもポップな印象の作品画像が多く、全体的に可愛らしく楽しいと思う構成で、見ていて作りたくなる本だと思いました。
知りたいなと思っていた、糸の色番号が書かれていたので、糸を購入するのに参考にできてそこも嬉しかったです。
特に、今回は同じ模様の色違いの製図が多く掲載されていて、色を変えるだけでガラリと印象が変わるゆびぬきの奥深さを知ることができました。
色を変える、縞を入れる、かがる順序を変えてみる……それだけでも模様が増えていくって不思議です。
ただ、その代わりに新しい模様がもう少し欲しいかな?と思ってしまいました。
色違いでの印象の違いも良いのですが、そこから更にアレンジした模様があと2?3点ずつ載ってればなぁと、ここでも欲張りな気持ちが出てしまいます。
○読み物
コラムが間に入っていて、それもまた楽しく読ませていただきました。
特に、金沢での教室風景と、生徒さんの作品写真にとても惹きつけられました。
集まって楽しそうに談笑している生徒さん、色鮮やかで独創的な模様の作品。
公募展についての小話も書かれていて、参加させていただいた身としては、自然と顔がほころびました。
○ゆびぬき作りのコツとポイント
このコツやポイントを見ることでも、ゆびぬき作りには大変、参考になりました。彩度、明度の話から始まり、バイアス布との色合わせに、かがり方のコツなども盛りだくさんだったのが嬉しかったです。
うまくいかなかった時のチェックポイントも、よくある失敗ポイントでした。
今後の製作にはここを踏まえて挑まねばと思いました。
○巻末
一冊目の本で、「これがあれば…」と思っていた分割線用のスケールが巻末にあるのもポイント高いです。
しかも幅広めと幅狭めの2通り。これがすごく便利でした。
土台サイズを変えて、小さいものを作る時にもこのスケールが使えて良かったです。
○まとめ
全体的にカラフルで、可愛らしい色使いの製図が満載でした。模様の種類で言えば、一冊目より少なめになってますが、その分を色を変えてアレンジした作品でカバーしているので、製図数ではとても満足する本になっています。
眺めているだけでも楽しめて、さらに、一つ作ると次の色、次の模様と、作りたくなる一冊でした。
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